放浪大名 水野勝成―信長、秀吉、家康に仕えた男― 

発売日:
出版社: 新潮社
戦塵にまみれること六十年、
七十五にしてなお現役!

父親に勘当され、秀吉と諍いを起こし、
諸国を彷徨った、神君家康の従兄弟・水野勝成。
だれにも縛り付けることができない
「倫魁不羇」と称され、敵からは「鬼日向」と恐れられた
戦国最強の武将の波乱の生涯を描く、書下ろし歴史小説。

十六歳での初陣から七十五歳で参陣した島原の乱まで六十年、戦国の乱世を鑓一本で駆け抜けた水野勝成。刈谷城城主の父から勘当された勝成は、豊臣秀吉から知行を授かるが、諍いを起こし逃亡するはめに。西国を放浪する勝成は、小西行長、佐々成政、黒田孝高ら名だたる武将に仕えるが……。敵から「鬼日向」と恐れられ、武辺一辺倒だった勝成が、福山藩十万石開祖の名君として称えられるまでを描く歴史小説。

水野勝成の仕えた主な主君
織田信長 仙石秀久 豊臣秀吉 佐々成政 黒田孝高 小西行長 加藤清正 徳川家康 徳川家光

水野勝成が関わった主な合戦
高天神城合戦 本能寺の変 天正壬午の乱 小牧長久手の合戦 紀州雑賀征伐 肥後国人一揆 志岐城攻め 関ヶ原の合戦 大坂の陣 島原の乱