踊る小判(闇御庭番(七))

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出版社: 光文社
ヒットシリーズ第7弾!
一度死んだ闇御庭番が、ひそかに江戸の悪を断つ!

菅沼外記は将軍家慶の直属の闇御庭番。
天保の改革を推進する老中・水野忠邦と南町奉行・鳥居耀蔵による悪に満ちた陰謀を断つべく、一癖ある配下の者らと江戸の町を駆けまわります。

さて今作では、奢侈禁止令に苦しむ江戸に吉報が。
なんと、締め付けの急先鋒、嫌われ者の妖怪奉行鳥居耀蔵の行方が知れないというのだ。
鬼の居ぬ間にと浮き立ち、贅沢な消費が戻った町に、謎の盗賊・黄金党が現れ、高札場で小判を振る舞う。
しかし、その小判は贋金!
闇御庭番菅沼外記らは贋金探索の密命を受け、怪しい黄金党の正体を探ることに。
やがて、江戸の貨幣経済のからくりを利用した、大いなる陰謀が明らかになる。
鳥居の行方が絡む騙し合いの果て、最後に笑うのは、何奴だ。
軽快なテンポの時代小説、最後まで目が離せない!