狐退治―龍之助一両剣

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出版社: 徳間書店
江戸薬研堀の裏長屋に住む浪人、佐分利龍之助。傘張りで糊口を凌いでいるが、時折用心棒を引き受ける。日当は一両。ある日、南町奉行所の同心・星野謙蔵からの依頼が舞い込んだ。近頃頻発している辻斬りに備えての夜廻りに同行することになったが…。馬庭念流を極めた龍之助の剣が、今夜も流星のごとく鮮やかに一閃する。